欅坂46のファーストアルバム『真っ白なものは汚したくなる』に収録されている、「月曜日の朝、スカートを切られた」という曲について、切り裂き事件にあった経験者の女性の意見をもとに、署名運動にまで発展する事態になっています。
ファンの間では大絶賛のこの曲が、批判の対象となり反発する意見がネット上を騒がせました。今回はこの事件について検証してみます。
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「月曜日の朝、スカートを切られた」とは
「月曜日の朝、スカートを切られた」は、アルバムのリード曲となっており、通常版・typeA・typeBの3形態のアルバムすべてに曲が収録されています。
ミュージックビデオは、アルバムには収録されておらず、ユーチューブでの配信のみとなっています。
たしかにタイトルを聞いた瞬間、かなりのインパクトを感じます。曲調も暗い雰囲気で、笑わないアイドル・欅坂46の象徴ともいえる作品となっています。
初披露は、7月15日放送のTBS「音楽の日」でした。この時の振り付けの斬新さや歌詞も話題となりました。
欅坂46のファンの方でもちょっとついてこれない感じの意見もあったぐらいです・・・
署名運動へと発展した経緯
実際に被害にあわれた方の声
いまから2年前のお話になりますが私は学校の行事のため普段とは違う路線を使い目的地へと向かっていました。その路線はすごくこんでいることで有名な路線です。
目的地へ降りたあと親切なおばあさんがスカートを切られてることを教えてくれてはじめてスカートをずたずたに切られたことに気がつきました。たまたまその日は学校の体育着を着ていたため肌には傷が付いてませんでした。
(中略)
そらからというもの私はその路線に乗るのが憂鬱で仕方がありません。そんな中で欅坂46の新曲の【月曜日の朝スカートを切られた】という曲はとても不快です。
(中略)
この曲をテレビで紹介しているときに嫌な思い出が蘇り電車に乗るのがまた怖くなりました。いまは落ち着いてますがとても怖いです。
たくさん傷ついている人がいる中でこんな曲を出すのは不謹慎だと思いますしこの曲のせいでこのような犯罪が増えてはとても困ります。電車に乗れない人だってもっとたくさん出てきたっておかしくない状況になることも考えられます。
出典:https://www.change.org/p/
この文章を書かれたのは、実際にスカート切り裂き事件の被害者の方です。
現実には信じたくはありませんが、電車内での同様の手口での事件は多く存在するようです。
言っている意味はわかる部分もありますが、この曲のせいで犯罪が増えるのではないか?という点には同調できないという意見もあります。
欅坂46のファンの方の反応は?
https://twitter.com/hkb_zelkova/status/891704201876692992
「月曜日の朝、スカートが切られた」
の題名に被害者が署名活動??
んー、難しいとこだけども
例えば、殺人事件の被害者がサスペンスドラマを見て「不謹慎だ!!」と署名活動するのかな…。
欅坂もスカートを切れ!なんて意味合いでは作ってないはず。
「作品」として捉える努力も必要じゃない?— 星野茶 (@hoshinori123) August 1, 2017
『月曜日の朝、スカートを切られた』の件,被害にあった方は実際にいるわけだから反論もあっていいと思う.しかし”この曲のせいで同様の被害が増える”というのは論理の飛躍ではと言わざるを得ないねぇ.「テレビゲームのせいで凶悪事件が増えた」ばりに因果がよくわからない.
— みい (@yurinakyonko) July 31, 2017
有名人も反応・・・
ロックな歌詞とミュージック❗
ブレイクの予感なうhttps://t.co/4DhbOT9PFa— 高須克弥 (@katsuyatakasu) July 31, 2017
署名運動騒動の最中に、話題となっている作品について触れていました。
どうやら欅坂46に興味があるようですね(笑)
まとめ
さまざまな意見がありますが、やはり【この曲を消してしまう】ことは違うと思います。
なぜなら、この作品は「サイレントマジョリティー」へと繋がる強いメッセージを持っているのです。
なかなかファン以外の方にそこまでの深いメッセージを伝えるのは難しいとは思いますが、この作品では悲鳴をあげることができない少女の状態では終わっていないことを知ってほしいですね。
そのために欅坂46にはこの曲の歌詞の意味を伝えるべく、この先も強い意志を持って歌い続けてほしいと思います。